気温が下がり寒い季節となってくると気になるのが
乾燥です。
年齢と共に肌の水分量は減ってゆくために、とくに
乾燥肌の人は保湿が重要です。
今回はこの乾燥肌と、スキンケアについて、それから
保湿成分についても書いてみました。
乾燥肌の人には参考になることも多く書かれています
ので、ぜひご活用下さい。
乾燥肌の原因
最近は乾燥して肌がかゆい、カサカサしているといった
お悩みを抱えている乾燥肌の人が増えています。
乾燥肌の人でも、その原因と正しい対策方法を知って
実践することで潤いのあるぷるぷる肌になることが
できます。
乾燥肌とは、肌に水分や油分、皮脂が減ってしまい
乾燥している肌のことを言います。
自分の肌を触ったときザラザラしているとか、
つっぱる感じのする人、粉をふいているかのように
白っぽくなっている人、化粧のノリが悪いと感じた人は
乾燥肌を疑ってみましょう。
乾燥肌では、肌内部の角質層に一定の水分が維持
できていません。
加齢と共に肌の水分量が減っていくため、乾燥肌の人は
特に保湿をしっかりと行う必要があります。
角質層へ足らない水分を保湿することで、潤いのある
肌を維持できます。
主な乾燥肌の原因として考えられるものは次の通りです。
・クレンジング、洗顔によって皮脂を落としすぎてしまう。
・スキンケアの際の保湿が十分に足りていない。
・加齢による水分量の減少。
・栄養バランスが悪い食生活。
スキンケア
自分の肌に合わない化粧品を使い続けることも
乾燥肌を悪化させる原因となります。
例えば、加齢と共に肌状態、水分量が変わっているにも
かかわらず20代のころと同じ化粧品を使い続けている場合。
あるいは乾燥肌であることを自覚することなく、
さっぱりタイプのスキンケア化粧品を使っている場合
などが挙げられます。
乾燥肌では、保湿を意識してスキンケアを行うことが
大切なのです。
肌が乾燥することによって、シワができやすくなります。
肌のキメも整わなくなるため、肌がくすんできます。
キメの整っていない肌はハリ、ツヤがないため、
くすんで見えるのです。
肌がくすむのは、血行不良、古い角質によって
引き起こされます。
栄養バランスを考えた食生活で血行を改善し、正しい
スキンケアで角質のお手入れすることをおすすめします。
これでくすみが改善されなければ、乾燥肌によるもの
なので保湿を意識してお手入れすることをおすすめします。
具体的にどのように保湿を行えばいいのか。
単純に化粧水で水分を肌に入れればいいという
ものではありません。
化粧水は肌へ一時的に水分を補うだけなので、補った
水分が蒸発して逃げてしまわないように、クリーム、
乳液などの油分でしっかりとフタをしなければいけません。
乾燥肌の人には、特に保湿効果の高い成分が入った
スキンケア化粧品をおすすめします。
化粧品を選ぶときには、成分の配合表示を確認してから
選ぶことをおすすめします。
保湿成分の効果と選び方
乾燥肌だから保湿力ができる化粧品を買いたいけれど
保湿成分にもいろいろなものがあってどれを選べば
いいのか悩むのではないでしょうか。
保湿力が高い成分は何か、普段聞きなれない成分名だと
その保湿力も効果はよくわからないと思います。
乾燥肌の人におすすめの保湿成分について、保湿成分の
種類、効果、選び方について紹介したいと思います。
☆「セラミド」
数ある保湿成分の中で一番水分保持力の高い成分。
もともと角質層に存在する成分。
体内に存在する水分と結合し蒸発させないようにする
物質が保湿成分です。
そのため水分と結合力が強いものほど効果の高い
保湿成分となります。
セラミドは水分を挟み込んで蒸発させることなく水分を
キープ、さらに外部から異物が入ってこないように
守るため肌荒れも防ぐことができます。
セラミドは高価です。そのため配合量が少ない、
本物ではないものもたくさんあります。
見分け方としては、「セラミド1」「セラミド2」
などのように後ろに数字が付いているものは本物。
「セラミド」の後ろに何か言葉が付いた成分は
類似成分の可能性が高い。
3,000円以上するセラミド配合の化粧品がおすすめです。
安いものだと少量だけしか入っていない、類似成分
である可能性があります。
ちなみに「大豆レシチン」、「スフィンゴ脂質」、
「ステアリン酸コレステロール」はセラミドと近い成分で
似た効果を持っていますが、セラミドよりも保湿力は
弱いです。
保湿成分の効果と選び方2
続いてセラミド以外の保湿成分を紹介します。
☆「ヒアルロン酸」
もともと真皮に存在する成分。
しかし化粧品などで外から補っても角質層を保湿する
ことになり真皮までは到達しません。
セラミドよりは安くてそれなりに保湿力があるため
ボディクリームなどによく使われています。
油分が入っていたいため、乾燥肌のように皮脂分泌が
少ない肌では別に油分を補う必要があります。
☆「コラーゲン」
もともと真皮に存在する成分。
肌の弾力を維持する成分。
しかし化粧品などで外から補っても角質層を保湿する
ことになり真皮までは到達しません。
真皮にあるコラーゲンを増やすためには、ビタミンC
誘導体が入った化粧水を使うか、レチノールが入った
クリームを使うと効果があります。
化粧品で外からコラーゲンを補うより、内部で半永久的に
生成できる方をおすすめします。
「エラスチン」もコラーゲンと同じように効果のある
成分です。
☆「グリセリン」
吸湿力があるのでいろいろな化粧品に入っていますが
あまり保湿力は強くありません。
揮発しないタイプのアルコールです。
水分を吸収、結合できる性質を持っていますが、湿度が
低くなったときには水分をキープしきれなくなって
しまいます。
その点セラミドは湿度が0%になっても蒸発することなく
残ります。
乾燥肌には油分でフタをして水分を逃がさないように
するのがおすすめという方法もありますが、オイル、
クリームなどの油分でフタをする化粧品では保湿力
としては弱くなってしまいます。
ワセリンなどに入っている鉱物油や、植物油、動物油
などで油をつけても水分は合間から蒸発してしまうため
乾燥肌を防ぐことはできません。
乾燥肌の人は化粧品を選ぶときに必ず配合表示を
確認するようにしましょう。
一番のおすすめは、セラミドが入った美容液です。
特に化粧水よりも美容液、クリームにセラミド入り
のものがおすすめです。
安いと配合量が少なすぎる心配があるため3,000円以上
のものがおすすめかもしれません。
コストパフォーマンスを考えると、それなりに保湿効果も
あって安いヒアルロン酸がおすすめです。
まとめ
今回はいかがでしたか?
乾燥肌体質の方だけでなくとも、肌の保湿というのは
大切なポイントになります。
そして保湿のための成分はどのようなものがあるのかを
知っておくのも必要なことです。
この記事をきっかけに、しっかりスキンケアをして
いただければと思います。