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美容、健康

身長を伸ばす基礎知識。必要な栄養素や効果的なストレッチと運動

投稿日:

今回は身長をテーマに取り上げました。

子どもも、大人もあまり身長が小さすぎると
どうしたら良いものか、もう少し背を高くする
事はできないものかと悩みますよね。

今回は、そういった悩みに対して、身長を伸ばす
ための基礎知識や効果的な運動やストレッチに
ついて書きました。

ぜひ参考にしてみて下さい。

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身長が伸びる基礎知識

太っていると身長が伸びないなんてことを聞いた
ことがありますか?

実は、成長期に肥満体型の子どもは、比例して身長が
伸びないということが医学的に判明しています。

肥満の場合、身体に脂肪がつくほど栄養をたくさん取って
いるのだから、成長ホルモンもまたたくさん分泌されて
軟骨がどんどん成長し身長が伸びるのでは?っと
このような疑問を持たれる方もいるかもしれません。

しかし、実際は反対に、肥満になるほどに成長ホルモンの
分泌量は減ってしまうのです。

というのも、成長ホルモンを分泌させるのは脳機能ですが、
肥満になって身体が横に大きくなると、脳は「身体が大きい
=大人になった」と判断してしまうのです。

そのため、身長を伸ばすための、成長期に必要な分量の
成長ホルモンは「分泌させなくても良い」ということになり、
必然的に分泌量が減ってしまうのです。

さらに、この「大人になった」という脳の勘違いは、
思春期を迎える時期を早める結果も導きます。

ですので、「思春期を迎えるまでの身長」が「思春期中に
伸びる身長」のベースとなって最終身長が決ります。

そのため、まだ、身長がそれほど伸びていない段階で
思春期を早く迎えてしまうと、最終身長が予想よりも
低くなってしまうことになります。

食事を抜くなどの過度なダイエットで栄養不足になり、
成長ホルモンが分泌されなくなるのは想像しやすいかと思います。

しかし、過食による肥満もまた、成長ホルモンの分泌量を
減らしてしまう原因になることは、案外知られていない
のではないでしょうか。

身長を伸ばすためにも、肥満傾向もしくは肥満と診断を受けた
場合は、生活習慣を見直す必要があります。

成長ホルモンは脳の下垂体から分泌されるホルモンの一種であり、
身長を伸ばし体を大きくする成長期のみならず、成人後も
生涯分泌され続けます。

細胞の代謝を司るなど、健康的に生命維持を行うのに
欠かせないホルモンです。

この成長ホルモンが分泌される時間帯は、主に睡眠中と過度な
運動時。しかし、これら2つをしっかりと生活に組み込んだ
としても成長ホルモンが十分に分泌されるかどうかは不明です。

そこで、取り上げたいのが、「アルギニン」という成分です。
アルギニンは多くの栄養素の中で、最も成長ホルモンの分泌を
促す効果がある栄養素として医療現場においても活用されています。

身体づくりや身長を伸ばすために必要な栄養素

成長期にしっかりと身長を伸ばすためには、アルギニンの
摂取・補給が必要です。

しかし、栄養素というのは、特定のものだけを摂取していれば
良いというものではなく、複数の栄養素の相互作用によって
身体づくりは行われます。

そのため、身長を伸ばす方法のひとつとして、アルギニン以外に
積極的に摂取すべき栄養素をご紹介します。

「カルシウム」
成長期の子どもに摂らすべき食材として、「牛乳」は長年重視
されてきていますが、これは「牛乳=カルシウム=骨に良い」
という図式が浸透しているからではないでしょうか。

意外に思われる方も少なくないようですが、カルシウムには
「身長を伸ばす」効果はありません。

そのため身長を伸ばす目的でカルシウムのみを多く摂取しても、
あまり効果は期待できないと言えるでしょう。

しかし、骨とは20%を占めるコラーゲンの周りに、70%を占める
カルシウムやリンなどの無機質が付着し、出来上がっています。

そのためカルシウムは「骨の強さ」を左右する働きがあるため、
身長を伸ばすための「土台作り」として摂取することが望まれます。

また、カルシウムは精神を安定させる作用や心臓・筋肉を正常に
働かせる作用、血液を正常な状態に保つ作用、その他多くの
健康維持のための作用があります。

「マグネシウム」
マグネシウムはカルシウムと共に、骨を強化し精神を安定させる
作用があります。

また、疲労回復作用、筋肉・神経調整作用なども持ち、血管を
広げて血液を固まらせない作用もあります。

「ビタミンD」
ビタミンDは、カルシウムが腸で吸収される率を高め、骨に
沈着するのを助ける作用があります。そのため、カルシウムは
単体で摂取するのではなく、ビタミンDとともに摂取することが
推奨されています。

「たんぱく質」
アルギニンをはじめ、20種類のアミノ酸が構成し作られてい
るたんぱく質。3大栄養素のひとつであり、骨や筋肉を育てる
ほかに、生命維持のための様々な働きを行います。

なぜなら、たんぱく質もまた、成長ホルモンの分泌を促す
作用があるためです。免疫力をあげ、丈夫な身体づくりを維持
するためには、たんぱく質の摂取が必須です。

「亜鉛」
亜鉛はたんぱく質の合成を促進させる働きがあります。
そのため、亜鉛が不足すると骨の成長が滞り、免疫力など
身体機能が落ちてしまいます。

これらの必要な栄養素を積極的に摂ってみましょう。

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身長を伸ばす効果的なストレッチ

身長を伸ばす効果的なストレッチ方法を知りたいと思った
ことはありませんか?

今回は、身長を伸ばすために取り入れてみたいストレッチを
ご紹介します。

「身長を伸ばす」=「牛乳を飲む」、これくらいのことは
誰でも聞いたことがありますよね。

身長を伸ばすためにできることはいくつもありますが、中でも
おススメなのが手軽に始めることができるストレッチです。

ストレッチなら子どもはもちろん、場合によっては大人になって
からでも身長が伸びる可能性がありますので、子どもと一緒に
ストレッチしても良いでしょう。

「身体を整えるなら朝のストレッチ」
朝のストレッチは1日のパフォーマンスをあげてくれます。
朝のストレッチは主に代謝をあげる・心と身体を活性化する、
などと理解されていることが良いですが身長を伸ばす働きも
担っています。

朝のストレッチは固まった体をほぐす・神経の伝達を促す役割を
持つため、体の偏りを緩和して1日のパフォーマンスをあげるのに
効果的です。

「お風呂上りにストレッチで身体を伸ばす」
お風呂上りもストレッチのタイミングとしておススメです。

お風呂上がりで筋線維が温まった状態は筋を伸びやすくし、
筋温が上がるだけでも神経伝達速度が速くなります。

筋線維が伸びることでその部分が長くなったように感じますが、
それだけで身長が伸びているとは言えません。

身長が伸びるには骨の成長が必要です。そのためには、周りの
組織の血行が良く成長ホルモンが促されやすい状態にある
ことが欠かせません。

「寝る前のストレッチ」
夜の就寝時は体を副交感神経を優位の就寝モードに切り替える
ことで深い睡眠を得られる・成長させたい部分の周りの組織の
血行を促す、両側面からの働きによって成長ホルモンの恩恵を
受けられるタイミングのため、夜寝る前のストレッチは
欠かせません。

就寝前にはハードで長時間のストレッチよりも、15分程の軽めの
ストレッチをベッドの上でするくらいがおすすめです。

また、身長を伸ばしたいのであれば、ストレッチだけでなく、
ぜひ、運動も取り入れて下さい。

運動によって骨を刺激することは細胞分裂を促します。
なお、運動後のストレッチは運動によって分泌された成長
ホルモンがうまく血流にのって組織に働きかける役割もある
ので大切な動作です。

身長が伸びる運動とNGな運動

成長期にしっかり身体を動かすことは、身長の伸びに
プラスの影響を与えます。

運動することで、成長ホルモンが分泌しますし、骨に
刺激を与えます。

ただし、間違った運動を続けると逆効果となってしまいます。
身長が伸びないだけでなく、ケガの原因ともなってしまいます。

そこで、今回は、「どんな運動をすれば身長が伸びるの?」
「どんな運動がNG」「スポーツが苦手なうちの子、どんな
ことをすればいい?」など、身長と運動についておすすめします。

まずは、「身長を伸ばす運動」についてです。
一つ目のポイントは、「骨に対して、縦方向に刺激が加わる」
ということ。
もっと平たく言えば、上下に揺れる運動がいいんですね。

科学的に証明されているわけではありませんが、常に上下に
揺れるジョギングは、理想的な種目のひとつです。

その他、ジャンプすることの多いバスケットボールやバレー
ボールも、適していると考えられています。

とはいっても、「だからバスケットボールの選手は背が高いんだ」
「何が何でも、息子はバレーボールに入れなきゃ」というのは、
ちょっと単純なものですね。

これらのスポーツは、もともと身長が高い子どもが取り組んで
いたり、競技の特性上、大きい子が目立ってしまったりする
からなんです。

さらに、二つ目のポイントは、「骨が伸びる軟骨に刺激を
与えること」。だから、全身運動ができる水泳もおすすめです。

要は、「子どもが、身体を思い切り動かして遊ぶ」というのは、
種目を問わず身長にはプラス効果があるということですね。

では、一方で、どんな運動をすると身長が伸びないのでしょうか。

1、「過度な負担がかかる」
例えば、ウエイトリフティングやボディビル、体操は要注意です。
身体の一部分に、かなりの負担がかかるため、骨の伸びしろ
である軟骨を損傷してしまいます。

ただし、普通の筋力トレーニング程度ならOKです。
身長の伸びにはむしろプラスです。

2、「エネルギーを膨大に消費する種目」
次に気をつけたいのが、かなりのエネルギーを消費する競技です。
代表的な例で言えば、マラソンというのがわかりやすいです。

エネルギーを使いすぎると、栄養摂取量の不足につながります。
栄養が足りなければ、もちろん身長は伸びにくくなりますよね。

3、「激しく疲労してしまう運動」
種目を問わず、オーバートレーニングは禁物。
翌朝疲れて起きることができないほどの運動は、かえって悪影響を
及ぼしてしまいます。

まとめるなら、「何事もやり過ぎは逆効果」ということになります。

まとめ

いかがでしたか?今回の記事は。

現在私は身長177センチくらいあって、男の中ではまずまず
位の高さと思いますが、特に思春期や成長期に上記のような
ことを注意していた記憶はありません。

ということは、ある意味遺伝的なものも当然あるのかな
と思いますが、それでも栄養摂取や運動、ストレッチで
身長が伸びるのであればやってみる価値はありますよね。

今回の記事が身長をもっと伸ばしたいという方のお役に
立てれば幸いです。

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