FX初歩からの講座10回目となります。
数年前にFXに取り組んでいた私もそうでしたが、
損失を出してしまうと、それを何とか速く
取り戻そうと焦ってトレードする傾向があったと
今思い返されます。
それではトータルで勝てる道理もなく、結局
資金が溶けて相場から退場ということになった
のでした。
今回もトレードする上で抑えておくべき基本的な
ポイントです。1つ1つしっかり学んでゆきます。
まずは生き延びること
・ジョーソロスはナチスの迫害から家族を
守った父の経験から、以下ような教えを忠実に
守れと言う。
まずは生き延びろ、稼ぐのはそれからだ。
生き残る、延びびることそのものが
人生における優位性だ言う。
その人生訓をトレードに応用し、負けない戦いを
徹底することを説く。
ウォーレンバフェットも長期投資においては
ノーリスクハイリターンを信条とし、私の世界
にはリスクは存在していない、と言っている。
私はそれらを短期トレードに応用し、ゼロライン
を作ること、小さなロスカットで撤退すること
の重要性に気が付いた。
短期相場の行く末を常に的中させることは
できないから、仮説が正しくない可能性が
生じた時は、損失を出すことなく撤退する
ことが重要である。
確かに、資金がなくなってしまえば、あとは
退場しかないので、大きく勝たなくともまずは
負けない戦いをすることが重要です。
マージンオブセイフティーの考え方
・安全なマージン、余裕度とは、ベンジャミン
グレアムが開発した概念で、投資をするきは、
安全なマージンが取得段階で得られていな
ければならないとする考え方である。
長期投資では、企業の本源的価値 > 時価総額
の時に投じることを指し、
短期投資では、価値 > 価格 の時に投じること。
同時に、短期投資で材料相場をまたぐ時は、
取得単価からずいぶんと含み益を得た状態で
材料を見るようにすること。
逆に言えば、短期トレードにおいては、マージン
オブセイフティが生まれるまで、相場を丁寧に
見守ってあげることが大切である。
マージンがあれば、いかなる時も、結果に
対しても心配になることはなくなる。
要するに余裕がなければトレードには勝てないよ
ということのようです。
0ラインを超えるまでが勝負
・ソロスの言葉に照らすならば、0ラインを
超えるまでが生き延びる戦いと言える。
0ラインを超えるまでが、死活問題であり、
0ラインを超えて安全余裕度が生まれた
ならば、あとは稼ぐだけである。
まずは生き延びよ、稼ぐのはそれからだ
という言葉をそのように活用している。
反対に大きく動いてしまっても、これがしっかり
確保されていれば損失を出さなくても済むわけだ。
再帰性を深く理解する
・トレーダーによる市場での最初の動きが次の
市場に反映され、その展開結果が再び市場の
動きに影響をおよぼすことを繰り返すループ
のこと
強すぎる大陰線が出る→ ショートする
トレーダーが出る→ ロスカットするロング
ポジションが出る → 損失を被るトレーダーが
が増える→ 買いが控えられる → 反発が弱くなる
→ 戻りの弱さを見てショートかけるトレーダー
が増え→ さらに下げる → ショートの利食い
買戻しが出る → 下落距離が落ちる → 買いが
入り始める → 売りが 入ってこなくる
→ さらに買いが入っていく。
など、 相場も人間界も全て因果の連続となって
おり、Aという原因がBという結果を作り、その
Bという結果がCを誘発し、Dとなる、という
具合にフィードバックグループを繰り返して
相場は形成されていく。
ゆえに、完全に読むのは不可能であるが、
どんなループが起きているかを見ようとする
ことは可能だ。そこにエントリー機会もある。
ということで、再帰制を理解する重要性を
学びました。これもしっかり理解しておきましょう。