一歩ずつの歩み

~ 一歩一歩小さな知識を積み上げてゆく ~

FXトレード関係

FX初歩からの学び直し-13、レバレッジとロット

投稿日:

FX初歩からの講座13回目となります。

今回も、意外にわかりにくい証拠金や証拠金
維持率、そしてロットについての学習です。

ここはFXトレードをする上での大本になる
ところなので、しっかり学ぼうと思います。

利益や損失の計算がしっかりとできなければ
投資の意味がなくなりますからね。

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絶対ドローダウンがなぜ存在するか?

*それは初期投入額(元本)からどれだけ
マイナスになったかは、どれだけ困難な
状況に置かれたのかを記録しておくため
であると言える。

*トレードは、入金した直後から勝負が
始まっている。スタートからプラスに
向く人はたいして絶対ドローダウンを
食らわずに、何度やってもプラス向かう。
ダメな人は何度やっても絶対ドローダウン
が拡大していく。そして、ほとんどの
場合は元本を回復することすらない。

*もしも、初期投入額をれてマイナス方向に
損失が拡大した場合は、以下のようにして
欲しい。

*回復は可能である。ただし、回復する
ためには勝てるトレーダーに変化
しなければならない。

*なぜなら負けた額以上に勝つ必要がある
のだから。

*さらに、ロットを減った額に比例させて
減らすこと。

*最後は、負けた時間よりもっと長い時間
をかけて回復させること。

こういう心構えが大切だという事を最初に
まずしっかりと自分の頭にたたき込んでから
トレードを始めなくてはいけませんね。

しっかり心しておこうと思います。

レバッジとは何か?

*レバッジ(英語:leverage)とは、経済
活動において、他人資本を使うことで
自己資本に対する利益率を高めること。

*つまり、少ない自己資本でも大きな取引
ができるようにするもの。

*例えば、元手1000万円の人が銀行から
9000万円の融資を受けて1億円の
不動産を買う場合、レバッジを利用して
いると言う。

つまり、1000万しかない人が1億円の
取引きをするわけだから、少ない自己資本
で大きな取引をしているわけだ(不動産
投資は元来レバッジの代表格である)。

*自己資本に対する利益率を高めるとは
どういうことかというと、例えば、1億の
物件が仮に年1000万円の純利益を
出したとする。その場合、1億円に対して
は純利益率10%であるが、元手の自己
資本1000万円に対しては、なんと
100%、つまり元手は倍になる計算だ。

*これをもって自己資本に対する利益率を
高める行為だと言えるのである。

*自己資本で買える1000万円の物件に
すぎないならば、純利10%で100万円
しか入らないわけで、それがノンレバの
世界である。この場合、やはり自己資本に
対し利益率は10倍になっている。

FXのレバッジも同じ考え方

*実は、XMで取引きしているドル円1ロット、
0.1ロット、0.01ロットというのは、
それぞれ前から10万ドル、1万ドル、
1000ドルである。

* あなたは、ドル円ロングで1ロットを
持った時、実に10万ドル(現在レートで
約1110万円)ものドルを保有している
という事だ。

*しかしどうであろう?あなたの口座に
1110 万円も入金したであろうか?

*ほとんどの人は1000万円も入金して
いないであろうが、1ロット(10ドル)
を保有させてもらえいる。

*つまり、少ない自己資本でより大きな取引
をさせてもらっているのだ。

*この後、その仕組みを詳しく解説していく。

以前にもこのあたりの記事は書いたが、よく
理解しかねるところもあるので、再度学習
したいと思います。

差金決済(CFD=Contract For Difference)

*あなたは銀行審査も受けていないのに、
いまだFX会社から見て信用できるか
わからないあたなに、レバッジを
使わせてくれるのは、なぜだと思うか?

*例えば、不動産投資であれば、物件を
担保に取ることは100%当然だし、
それ以外の担保を求められることも
あれば、年収や資産、負債、勤続年数や
勤め先の状態を詳しく調べられもする。
それでやっと、初めてレバレッジをかけ
させもらえる(つまり融資してもらえる)。

*FXでは無審査で誰もレバレッジが利用きる。

*その理由は、差金決済というシステムにある。

*あなたに10万ドル買わせても、実際 FXの
世界では、10万ドルの払い込みは発生
しない。つまりFX 会社は10万ドルを
あなたの代わりに誰かに支払って10万ドル
を買ってきているのではない。

決済した時のプラスかマイナス差額だけを
支払うのだ。つまり、10万1000ドル
になれば、1000ドルだけあなたの代わり
にお金を受取ってくれるし、9万9千ドル
になれば1000ドルだけあなたから徴収
して、変わりに支払いをしてくれる。

だから、プラス部分、マイナス部分だけを
あなたから決済させれば良い。それだけの
入金があれば、レバを使わてやれるのだ。

そういうことですね。FX取引の根本である
差金決済というのはこういうことを言う
のですね。

簡単なようで、よく理解しないとわかり
にくいところかもしれません。

証拠金とは何か?

*証拠金とは、差金決済を履行させるための
最低限の担保のことである。保証金とも
言う。

*前ページで記述したが、 取引代金とは
別もので、取引で生じた損失のみを徴収
するためのもの。

*利益が生じたら、この証拠金を増やして
もらえる。

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*簡単に言えば、この証拠金というのは、
自己資本である。

*銀行に引き出すこともできるし、カードや
振り込みで追加することもできる。

*有効証拠金とは、含み益や含み損を加減
したもので、残高とは、含み益、含み損
を加味しないものである。

ここでは、証拠金というものについて基礎
的な知識を学びました。

このような基本的なことを1つ1つ積み上げて
確実に自分のものにしてゆかねばなりません。

FXにおけるレバレッジとは何か?

*例えば、レバッジ200倍とした場合、
以下のように計算する。

*1ロットは、10万通貨(ドル)である。

*100000ドル ÷200は、500ドル
である。

*つまり、レバッジ200倍の時1ロット取得
するために500ドルの証拠金が必要である。

*逆に言えば、1ロットドル円ロングしたい
人は500ドルを入金すれば1ロット持つ
ことが可能である。

*この時、500ドルの有効証拠金に対し
500ドルの必要証拠金となり、証拠金
維持率は100%となる。つまり、
500÷500は、1であるということ。

*1000ドル有効証拠金があれば、
1000÷500で、証拠金維持率は200%
となる。

ここでは、レバレッジの考え方について学び
ました。

1ロットは日本では1万通貨単位のところが
多いようですが、海外ではXMなどのように
10万通貨単位のところもあるようです。

実効レバッジとは何か?

*例えば、100万円入金した人が1ロット
(10ドル)を保有した場合で考えてみる。

*1ドル=111 円とした場合、
111×10万で当然1110万円である。

*その1110万円を100で割ると、
実効レバッジは11 .1倍となる。

* もしこの人が口座に1110万円入金した
場合は、当然実効レバ1倍となり、
ノンレバレッジ状態である。

*つまり、1110万円を入金してドルロング
をして円安になること長期的かけるならば、
それは、株の現物を持って長期投資するのと
非常に似た状態になるということである。

もちろん円安が進行しなければ、株価が
下がるのと同じで、含み損を抱えるがドル円
レートが30になっても強制ロスカットの
心配はない。

このあたりの、実行レバレッジというものの
概念もしっかり頭に入れておかなければ
いけないものです。

口座に多く入金するほど、実行レバレッジは
下がるという事に他なりません。

証拠金維持率とレバッジ

*レバッジは必ずしも使う必要はないので、
200倍以上はあった方が良い。

*なぜなら、レバが低いということは必要
証拠金 が多くなるということであり、
ひいては証拠金 維持率が小さくなる
傾向があり、強制ロスカットに近くなる
ためである。

*例えば、25倍の場合は、1ロットを保有
する ためになんと4000ドル(およそ
45万円) も必要なのである。
200倍であれば、証拠金は500ドル
で済む。

*つまり、100万円入金した場合で、25倍
の時は証拠維持率223%にすぎないが、
200倍であれば、証拠金維持率は2000%
もある。

*この維持率が2~30%を下回ると、差金
決済 マイナス担保から回収できなくため
FX 会社は強制的に売却させて、回収できる
限度に損失を制限して、残高をかっらっていく。

*つまり証拠金維持率は当然、高ければ高い
ほど良い。正しい取引も維持率が低くて
正しくない段階で強制終了させられたり、
心理的に不安も感じる。好機におけるロット
の追加もできない。

ここでは証拠金の維持率について学んで
います。レバレッジが大きいということは、
必要証拠金も少なくて済むということなのです。

ただしここで安心して、ロットを上げて無理な
取引をして失敗すると取り返しのつかない事に
なる可能性もあるので要注意です。

ロットと残高の目安について

*前ページで見てお分かりの通り、レバレッジ
とは買うことのできる権利である。レバが
大きければたくさん買うことがでる
(大きな取引)。ただし、権利と書いてある
通り、権利を行使する必要はない。

だから、証拠金維持率常に高くしておくため
レバッジが高い方が良いのである。同じ
ロットでも証拠金維持状態がレバレッジに
よって違うということは、覚えておくべき。

*10万円の元手 0.1ロットが限度(1万通貨)
1円動いて 1万円 1円で10% ±

*100万円の元手 1ロットが限度(10万通貨)
1円動いて 10万円 1円で10% ±

*1000万円の元手 10ロットが限度
(100万通貨)1円動いて100万円 同上

*1億円の元手 100ロットが限度
(1000万通貨)1円動いて1000万円 同上

※これらは全て実効レバが約10倍となっいる 。
実際は25倍すら使わないで始めるが、レバ
200倍以上で、証拠金維持率は常に安全余裕度
を持たせることが重要である。

※初心者だと自認する人は、上記規定ロットを
さらに半分にしたり、4分の1にすればより
安全である。

この計算のところが結構重要です。10万円の
元手では、0.1ロット(1万通貨)が限度と
いうことで、これで1円動くと±1万円。
1ピップ(1銭)動いて100円ということ。

0.05ロット(5千通貨)ならその半分で
1円動くと±5千円ということになります。
1ピップ(1銭)動いて50円ということです。

自分としては、まずはせいぜいこのあたりから
始めてみようかなと考えています。

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