今回はいま世間で話題になっている将棋のプロ棋士
藤井聡太四段について書いてみました。
これまでのプロ棋士の連勝記録28をあっという間
に破り、29連勝した中学生棋士です。
残念ながら30連勝はなりませんでしたが、その後も
高い勝率で勝ちまくっています。
藤井四段に興味ある方はぜひ読んでみて下さい。
1.藤井聡太という将棋のプロ棋士の生い立ちや家族
家族のことから紹介しましょう。
まず藤井聡太さんの家族構成は、父、母、兄、
聡太さんの4人家族となります。
父親は将棋のプロか何かかと思ったのですが、
実は将棋の腕前は初心者レベルで、大手の住宅
設備機器会社に務める普通のサラリーマンです。
母親は、名前は裕子さんで年齢は2017年現在47歳。
母親の裕子さんに関しても将棋とは無縁で、
趣味でヴァイオリンをやっているということ
以外は普通の主婦です。
そんな将棋とは無縁の普通の主婦の裕子さんですが、
息子・聡太さんの将棋を影で支えていたのは裕子さん
のようです。
まず将棋との出会いは5歳の時でした。
祖母に「スタディ将棋」を買ってもらったのが
きっかけだったようです。
祖父母に教わって夢中になって将棋を指すように
なったそうです。
家族で一番強くなると近所の将棋教室
「ふみもとこども将棋教室」に通い始めました
料金は各コース月4000円だそうです。
藤井さんは詰め将棋が得意で詰め将棋解答選手権に
参加し、毎年出場を続け、12歳でちゃんぴょん戦
初優勝を飾りました。
師匠である杉本昌隆七段とは小学1年生の時に出会い、
2012年9月に6級で奨励会に入会されました。
テレビ番組でも取り上げられましたが、3歳の頃
には立体パズルで遊んでいたそうです。
それぞれの木のブロックに溝や穴が空いていて、
上手く積み上げてビー玉を通る迷路の様な道を作る
という知育おもちゃです。
これはスイスのメーカーのおもちゃで、「キュボロ」
というものです
かなりいいお値段するのですが、子供だけでなく
大人も楽しめるおもちゃで、確かに頭が良く
なりそうだなというおもちゃです。
その他、小学生の頃から新聞を隅々まで読むことが
好きだったり、小説を読むのが好きで、逆にテレビや
ゲームや音楽などに興味がないということでした。
普通の人から考えればちょっと変わったお子さん
だったのかもしれません。
2.藤井聡太四段が人気や話題の理由は?
ではどうして、藤井聡太さんがこんなにも人気や
話題になったのでしょうか?
最近はNHKのニュースや民放のワイドショーなどでも
頻繁に取り上げられる藤井四段です。
☆史上最年少でプロ棋士
第一の注目ポイントとして14歳2か月という
史上最年少でプロ棋士になったことが挙げられます。
それまでの最年少記録は加藤一二三九段の14歳
7か月でしたが、この記録を62年ぶりに更新して
しまいました。
また藤井四段は史上5人目の中学生棋士でもあります。
先輩の中学生棋士4人はみな、名人位か竜王位を
獲得するトップ棋士になっています。その事を
考えても、藤井四段は活躍が約束された特別な存在です。
☆デビューからの連勝
しかし、史上最年少棋士というだけでは話題は将棋界
だけにとどまり、世間を賑わすほどにはならなかった
と思います。
これほどまでに取り上げられるようになった要因として、
もう一つ、デビューしてから勝ちまくっていることが
挙げられるのではないでしょうか。
なんと藤井四段はデビューから負けなしの29連勝中
を達成してしまったからです。歴代最長連勝記録は
28連勝だったで、この記録をその若さであっさりと
破ってしまった事も要因です。
☆炎の七番勝負
また、彼が注目を集めているもう一つの要因として、
AbemaTVで放送された非公式戦「藤井聡太四段
炎の七番勝負」があります。
これは(世間で話題になる前に)将棋界における彼へ
の大きな注目を受けて考案された、トップ棋士7人と
藤井四段が対局するという企画です。
対戦相手となった7人の棋士には、将来が有望視されて
いる若手や、順位戦A級に所属するトップ棋士、そして
史上最強の棋士羽生善治三冠が選ばれ、まさに実力者
揃いでした。
この7番勝負で藤井四段は6勝1敗の好成績を挙げます。
(上記のように、この7番勝負は非公式戦なので、
ここでの1敗は公式データには含まれない)
特に羽生善治三冠に勝ったのには、誰もが驚きました。
以上のように、史上最年少棋士という肩書と、底知れぬ
実力が相まって、これほどまでメディアに取り上げ
られるようになったのでしょう。
その他、関西大の宮本勝浩名誉教授(理論経済学)は
「若く、非常に強いのが魅力的だ」と指摘。対局後の
記者会見などでの姿に触れ「冗舌ではないが、誠意を
もって受け答えをしている。真面目そうで好感が
持たれやすいのだろう」と語っています。
「中学生なのに大人を負かせる強さが一番のポイント」
と話すのは立正大の西田公昭教授(社会心理学)。
「謙遜するけど強いというのは日本人が好むタイプ。
どこにでもいそうな少年という身近さも大きい」と
分析しています。
中央大の山田昌弘教授(社会学)は格差社会が背景に
あると言います。「生まれや親の収入が良ければ、
受験や就職で有利になる社会になりつつある中で、
実力で突破する若い人というのが人気の理由だろう。
強ければ認められる世界に憧れ、天才的な才能の
持ち主に希望を託しているところがある」
こういったところも人気の秘密のようです。
3.藤井聡太四段の収入はどのくらいなのか?
プロの将棋士の年収はとにかく高いことで知られています。
わかりやすく説明しますと、将棋士の収入は日本将棋
連盟から発生する基本給と、対局料があります!
基本給…というのがとても驚きですが、これは級に
よって別れているそうです。
さらに、こんな内訳もあります。
対局料:名人は1,050万円
挑戦者は450万円(名人戦)
賞金:勝者は1,200万円
敗者は300万円(名人戦)
将棋教室:10万円前後(月収)
将棋の指導:1回に2~3万円(イベント)
また、これは6年前の2011年の将棋士の年収
ランキングのようですが、以下を確認しますと六段で
1000万も超えています。
今回、藤井聡太さんが対局で勝利した羽生さんに至っては、
年収は1億円を超えているとされています。
・羽生善治 二冠 9,886万円
・渡辺 明 竜王 8,365万円
・久保利明 二冠 4,659万円
・森内俊之 名人 3,371万円
・丸山忠久 九段 2,643万円
・佐藤康光 九段 1,920万円
・郷田真隆 九段 1,679万円
・三浦弘行 八段 1,650万円
・屋敷伸之 九段 1,333万円
・豊島将之 六段 1,286万円
・谷川浩司 九段 1,220万円
・佐藤天彦 六段 1,148万円
・藤井 猛 九段 1,107万円
・高橋道雄 九段 1,088万円
・糸谷哲郎 六段 1,035万円
(引用: 平均年収.jp)
これを見るだけでも、藤井聡太さんの今年の年収は
おそらく1000万を軽く超えるのではと予想できます。
中学校2年生の14歳にして、この年収は大人顔負け
ですね。
しかしまだ未成年ですので、おそらく収入はご両親が
管理されているのだと思います。
2016年にプロ入りしたばかりでもあるので、今後
どんどん段をあげていけば、もっと稼ぐことでしょう。
まとめ
今回の記事はいかがでしたか?
将棋の中学生プロ棋士、藤井聡太四段が気になる
という方向けにまとめてみました。
彼はまだまだ若いので、これからどんどんと
成長し、さらに将棋も強くなっていくことでしょう。
そして、これは私の希望でもあるのですが、彼が
竜王とか名人を取った暁には、ぜひともAIで最強の
「ポナンザ」と7番勝負を戦ってほしいものです。