FX初歩からの講座9回目となります。
今回は短期トレードを行っていく上での
考え方について学びます。
ある意味「マインドセット」的なものに
なるかもしれません。
しかし、これは非常に重要な意味を持ちます
ので、軽視せずにしっかり学びます。
絶好球をフルスイングで
エントリータイミグを考える上で、忘れては
いけなことはこれらのことです。
相場を常に監視し続けるのは現実的不可能
自分がチャートを開いた時に絶好球が
投げられるとは限らない。
外角低めなどボールすれすれの球が投げられた時
には乗らないのが原則。
しかし、絶好球の時にチャートと対峙できるか
分らない以上、絶好球以外全て例外なく入らない
とすれば、エントリータイミグはほんどなくなる。
そこで、絶好球以外入る良好球の限界を決めておく
必要があるのであって、なおかつ、ロットを減らす
ことで、良好球のリスクを軽減する必要がある。
また、当然絶好球が来た時は、フルスイングで
打ちに行く必要ある(ただし、絶好球がなんたる
かを見誤れば大きなロットで三振空振り、大きな
損失にもつながることに注意)。
このように、エントリーするタイミングが絶好で
あれば、しかもフルスイングでうまくミートできて
しまえばホームラン、すなわち大きな利益を得る
可能性が高まります。
しかし、そう上手く事が運ぶ場合ばかりでない
ことはみなが感じていることでしょう。
失敗すれば大きく損を出す場合も十分あります
ので、これらの考え方をしっかり身に付け自分の
ものにする必要があるでしょう。
時の経過でわかること
・エントリーは、早い方が良い時と遅い方が
良い時がある。
早い方が良い時とは、リスクが低く、リターンが
大きく見込める場合である。
遅い方が良い時とは、この後どうなっていくのか、
複数のシナリオが同じレベルの確率で考えられる
場合である。
早い方が良い時とは、まさに絶好球のこと。絶好球は、
待ったなし、ごく短期間で過ぎ去るため、力強く
素早く行動する必要がある。
遅い方が良い時には、エントリーせず、時間を
経過させ、次の項目で述べるポイントから、
相場の方向性、状態を正しく把握し、不確実性を
低減させることができる。
後になってみると、そのエントリーがどうだった
のかと振り返ることができるのですが、どうせなら
上手くいった事を振り返りたいものです。
しかし、失敗したことの振り返りももちろん
重要ですので、常に反省はトレーダーには必要な
ものである事を忘れてはいけません。
エントリーが遅い方が良い時
・切り上げがあるか(切り下げがあるか)
高値更新があるか(下値更新があるか)
下落調整の程度を見る(戻り反発の程度を見る)
大陽線があるか(大陰線があるか)
坊主があるか
スラストがあるか
スラストアップがあるか(スラストダウンがあるか)
ランウェイアップがあるか(ランウェイダウンがあるか)
下髭があるか(上髭があるか)
チャネルの幅を見る(波動の幅が広いか狭いか)
これらの兆候をじっくりと見ながら、よく考えて
エントリーをすれば、こういう状況で慌てて入って
大きな損失を出さずにすむのかもしれません。
大きなチャンスになるトレンドに逆行する調整
・例えば、上昇トレンド中に急落を起こすことがある。
その急落直後は、買いの絶好のチャンスである。
場合によっては、あなたよりも前にエントリーして
苦労して待ってきた人達よりも、有利でかつ、
リスクが少なく、時間効率の良いエントーとなる
ことすらある。
転換点がほとんど出ない以上、押し目買い(戻り売り)
をマスターできるかどうかは、ほぼトレーダーとして
の選手生命にかわる問題である。
なぜ直ちに乗らないことが多いか言えば、押し目
であれば、相対的にリスクが下げられ、少くとも
最高値買いにはまることをなくせるからである。
以上のように、トレンドが続く途中の調整をうまく
とらえることができれば、すなわち、押し目買い、
戻り売りを上手にとらえて、いいタイミングで入る
ことができれば、かなりのリスク軽減にもなると
いうことでしょう。
仮説ロング、仮説ショートについて
・仮説ロング(ショート)とは、転換の型が明確に
出る前に、最安値買い(最高値売り)すること。
この取引の問題は、エントリー自体が、ここが
大底(天井)でないか?との仮説である点である。
ややもすると、妄想に陥ってこれを行う人がいる。
しかしながら、仮説ロング、仮説ショートにも
利点はある。それは、ロスカットラインまでの
距離が近い点である。
したがって、仮説ロング(ショート)のロスカット
ラインが常に守られ、ロスカットに達するまでは、
忍耐をして、もしも上手くエントリーラインが
離れて含み益を生んで成功となった場合には、
利益を大きく伸ばし、それを安定的継続に
繰り返せるのであれば損小利大を作ることは十分に
可能である。
しっかりとした裏付けのもと、仮説ロングやショート
をしてみるのもよいのかもしれません。
上手くはまれば、大きな利益が得られるかも
しれませんが、仮説であることを忘れないように
ロットを小さくしてエントリーするのがよいのかも
しれません。
まとめ
今回はエントリーとタイミングについての考え方
および、押し目買い(戻り売り)の有効性、そして
仮説ロングや仮説ショートというものについて
学んできました。
師匠がエントリーがとにかく何よりも重要だと
いうことを繰り返し言っていますので、今回も
そのエントリーがらみの内容でしたが、いずれも
重要な考え方だったと思います。
しっかり復習して、自分のものにしたいと思います。